日系企業で英語を使って仕事をした後にフリーランス翻訳家として独立

まず英語力についてですが、客観的な資格でいうと、英検準1級、TOEIC945点です。現在の仕事と関連付けると、一般的な翻訳および他言語と比較しながらの翻訳文のチェックが可能です。
次にどのように身に付けたのかですが、実は特別に英語の勉強をしたというよりも、様々な経験を通して使いながら学んだ部分が大きいです。大学生になるまでは、学校での英語の授業のみでした。大学生の時に初めての海外でアメリカに行き、1か月間ホームステイをしながら語学学校に通いました。短期間ですので、そこでは英語を学んだというよりも、「間違う度胸が付いた」のが大きな収穫だったと思います。その後、平和教育に関わる国際ボランティアを5年ほど行う中で、フィリピンやブラジル、フィンランドなどに2週間~1ヶ月滞在しながら、英語で様々な活動を行いました。特に11~15歳の子どもたちを引率して海外へ行って、彼らの親代わりとして、また通訳としての責任を兼ねての活動だったので、全力を出して取り組まなければならず、結果として実践的な英語力が身に付いたのだと思います。

 

これまで様々な形で英語を使って仕事をしてきましたが、最初は新聞の求人広告で見つけました。とりあえず親が望んでいた「会社への就職」を果たすためでした。通っていた大学では、就職課のようなものがなかったため、新聞で情報を探し、児童英語教室の営業(生徒募集)の仕事に就きました。上記のような経験を通して、比較的英語が得意に感じていたのと、子どもたちとも常に関わっていたからです。その営業では、家々を回りながらアポを取り、モデルレッスンを行うというものでした。モデルレッスンでは英語を使いますが、仕事自体にいろいろな納得いかないこともあり、その1年後からはやはり新聞の求人欄で見つけ、試験を受けて合格した児童英語講師を始めました。その仕事をしながら、児童英語についての勉強会や各種学会などに参加する中で、東京で精力的に活動されている先生方と知り合い、紹介を受けて地元を離れて東京で社員としてこの仕事を深めることになりました。

 

実際に社員として英語を使って仕事したのは、上記のように児童英語に関わる営業および講師としてでした。社員として講師を務めていた時は、担当の教室や幼稚園などで英語のレッスンをするのと並行して、ネイティブの先生を採用する面接や、契約講師の先生方へ様々なレッスンのアイディアや教材の使用法を紹介するセミナーも定期的に行っていました。その後、一度英語圏ではない海外へ出て、帰国後は派遣社員として様々な仕事をしました。主なものとしてはまず、広告代理店で家電製品取り扱いマニュアル原稿の翻訳校正があります。これはオリジナル原稿の英語と翻訳された他言語とを比較しながら、正しい訳文になっているかをチェックする仕事です。その後、他言語を主に使用する通信関係の会社に翻訳・通訳担当として勤務しましたが、そこでは契約書などに英語が使用されていることがあり、その翻訳なども行いました。その後、フリーランスとして仕事をするようになってからは、翻訳・校正と英語講師という形で英語を使用しています。翻訳・校正については、いくつかの翻訳会社に登録し、随時お仕事をいただくという形です。講師に関しては、講師派遣会社に登録し、ご紹介いただいた2、3ヶ月から1年間ほどのコースを担当するという形で勤務します。私立高校の課外授業や企業の社内レッスンが主ですが、いずれもTOEIC受験準備コースで、それぞれのコース継続時間数によって教材を選び、勉強の仕方のアドバイスも含めながら授業を進めていきます。それぞれ同じTOEICが目的ではあっても、英語の用途が学生と会社員とでは異なるため、語彙などもうまくカスタマイズしながら進めていく必要があり、とてもやりがいのある仕事です。